僕が8月17日を取り戻すために
8月17日が何の日か知っているだろうか。
もし知らない人がいたら今すぐにコンビニに行って募金箱に1000円ほど入れてきてほしい。いい事をしよう。
8月17日は
サマーソニックの2日目
これ以外の何物でもない。
ちょろっと調べてみたらパイナップルの日でもあるらしい。
8月17日 パイナップルの日 <366日への旅 記念日編 今日は何の日>
ふざけないでほしい。そういう場合ではないのだ。
僕は日本で1番...というのは言い過ぎな気がするので500番目くらいにこのサマソニの2日目を楽しみにしていた。ひとまずはラインナップを見てほしい。
は???????
1日目もかなりアツい。上段の一列は全部見たいし、加えてバースデイやペールウェーブス、モンローさんやストラッツなど見どころ盛りだくさんだ。
しかし2日目、
なんなんだこれは。
まさしく音楽の“祭”である。真のFestivalはここにある。リストに目を通す度に血湧き肉躍り全身に力がみなぎる。レッチリベビメタBMTHホルモンダムドマシンガンケリーフォールズゼブラヘッド...枚挙にいとまがないとはこの事だ。洋楽が好きな人にとっては天国のような空間だ。もはや我々には平等院鳳凰堂など必要ない。特にBring Me The Horizonというバンドは最新作がグラミー賞にノミネートされた上、滅多に日本に来ないのでかなりホットな出演者の1つなのだ。僕は彼らが大好きなのでもうそのために2日目があると言っても過言ではない。そんな感じで遠足前日の小学生以上にウキウキワクワクしながら楽しみにしていたのだが、正直僕は舐めていた。
チケットが売り切れることはまずないだろう
今までも完売など滅多になかったし、あったとしても公演の時期が差し迫ってきた時期であった。先行販売の時に買おうかとも思っていたが、丁度春休みやサークルの新歓シーズンと重なり、お金に余裕がなかったので一般発売まで待つ事にした。今思えば実に浅はかであったと思う。
一般発売当日、そして絶望
簡単に言えばチケットを買えなかった。5月25日に一般発売だったのだが、僕が昼下がりに目を覚ました時にはすでに完売していた。しかも2日目だけ。あまりのショックにお昼ごはんはラーメンを大盛りで食べてしまった。ダイエット中なのに。あとで聞けば発売開始後数分で売り切れたらしい。くやしい。いまだに信じられない。この記事を書いている今も泣き出しそうになってしまう。やはりRADの力なのか。クソウ。一万出すからBMTHだけ見せてくれ。
こんな感じで僕もオリバーに探されたかった。
さて、前置きが長くなったが題名の通り今日はそんな僕の8月17日を取り戻すためにぽちぽちやっている。どういうことかって?それは今から一緒に考えていこう。
8月17日を取り戻す方法
いくつか考えたのでそれぞれ考察していく。
・チケットをダフ屋から買い付ける
1番現実的な方法である。ダフ屋自体が褒められた存在でもないし音楽業界のガンであることも重々承知しているが今は藁にもすがる思い。やむを得ないと言ったところだ。さてもしこの方法で買うなら一体いくらするのだろうか。
たけえ。
流石に3万は厳しい... 3万円あればモンスターエナジーを数箱購入できるし3万×10すればAxeだって買える。
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やっぱ買えなくて草。高すぎ。
貴族の家庭に生まれていれば運命はまた違ったのかもしれない...無念。却下。
・グラストンベリー・フェスに行く
グラストンベリー・フェスとは
であるのだが今年の出演者を見てほしい。
まあ文句のつけようが無いほどアツい。完全にサマソニを超えている。キラーズキュアーリアムビリーアイリッシュジャネットジャクソン...キリがない。そしてさらに衝撃的な事実が。
BMTHとベビメタの参加が発表されたのだ。もしここに行けばBMTHをとにかく見たい僕はおまけにベビメタまで見れちゃうというかなり豪華な待遇を受けられるのだ...。最高やんこれで決まりやな。
行けるわけねーだろバーカ
乱心してしまい汚い言葉遣いになってしまったことはお詫び申し上げますが、やはりイギリスに渡航して滞在するお金を考えたら結局Axe買えちゃう感じになりそうなんですよね...ハハハ。
却下。
・5月25日以前に戻る
ハァ???って思ってるでしょう。僕もそう思う。でももうね、こういう思考に逃げるしか無いんだよ。
5月25日に戻るという事はまずはタイムマシンが必要になる。タイムマシンが欲しければ22世紀まで待って某量産型ネコ型ロボットに出してもらうしかない。
しかしそれではいくら首を長くして待つと言えど、その頃にはおそらく僕の首は雲などをゆうに突破し成層圏に達しているだろう。サマソニどころでは無い。却下。
・どこでもドアでサマソニに直接行く
↑誘う者達
チケットを取らないという選択肢もある。なぜ今まで気づかなかったのか。どこでもドアがあればもはや直接会場に行けるのだ。。。
ダメだ。結局は上のダメな理由と同じじゃないか。いい加減ドラ◯もんから離れなければならないな。でも22世紀ではそこらへんの警備はどうなっているのだろうか。どうでもいいね。助けてドラ◯もん。却下。
・BABYMETALにYUIMETALの後釜として加入する
BABYMETALというアーティストは元々3人で活動していた。
左からYUIMETAL SU-METAL MOAMETAL 僕の推しはYUIさん。
しかしYUIMETALは昨年10月に脱退を発表。以降は2人体制での活動を続けている。ファンは悲しみに暮れており未だに2人である事を受け入れられない人も多い。そこで
この僕がBABYMETALの新メンバーに加入する
のはどうだろうか。自慢ではないが中学の頃の体育で行なったダンスの評価は堂々のAであった。そんなキレキレダンスを踊れる僕が加わればファンも再び3人体制でのライブを楽しめる上に、合法的に(勿論ネコ型ロボットに頼る必要もなく)ライブ会場に潜入できるのだ。もしかしたらステージ袖などでライブを見られるかもしれないし、オリバーと仲良くなれるかもしれない。みんなにとってwin-winではないか。
この線はかなりイイ感じなので保留でいきたい。
結局
そろそろ書いていて虚しさが湧き上がる頃である。今回学んだのは人生に絶対はないという事だ。「絶対押すなよ」と繰り返し念を押しても無意味であるという日本の伝統文化からも分かるように、絶対という言葉は儚いものなのだ。これを見ている皆様も僕みたいに後悔する前に迷ったら行動するべきだ。それでもし何かやらかしても法を犯してさえいなければ大体のことは謝ればなんとかなる(僕は一切の責任を負わない)。
眠くなってきたのでそろそろ今日の記事も終わりにしたい。明日は早速BABYMETALの所属事務所に履歴書を送りたいと思う。
ステージの上からみんなに手を振れるその日まで、バイバイ。